セゾン情報 エフィッシモ系ファンドのTOB反対
- 2015-03-05
セゾン情報システムズは旧村上ファンド出身者が設立したエフィッシモ・キャピタル・マネージメント系のファンドから受けたTOB(株式公開買い付け)について、反対の意見を5日に表明した。買収防衛策の中に、第三者に新株予約権を与えてエフィッシモらの出資比率を下げる対抗措置が記されているが、現時点では「総合的に勘案し」実施を見送るとした。
TOB反対の理由について「当社の大規模買い付けルールに従っていない」「(買い付けた)株式を大量に市場に放出すれば、株価が大幅に下がる」などとした。エフィッシモなどはセゾン情報株の27.71%を持ち、今月24日期限のTOBで33%に高めるとしている。