積水化学 エナックス買収 リチウムイオン電池強化
- 2015-06-23
積水化学工業はリチウムイオン電池の開発を手掛けるエナックスを買収すると23日に発表。発行済み株式の68%を産業革新機構などから取得する。買収額は非公表だが数億円規模とみられる。軽くて大容量のフィルム型リチウムイオン電池の開発に取り組んでおり、買収により開発体制を強化する考え。
フィルム型リチウムイオン電池はタブレット端末向けの需要が見込まれており、積水化学は2010年からエナックスと共同でリチウムイオン電池の開発に取組んできた。エナックスの14年3月期の売上高は9億2600万円で、積水化の16年3月期の業績への影響は軽微という。