日本ハーモニー・リゾート 近隣スキー場を買収
- 2015-02-21
ニセコ地区のスキー場、ニセコHANAZONOリゾート(倶知安町)を経営する日本ハーモニー・リゾート(同)のコリン・ハクウォース社長は日本経済新聞に対し、同施設から約2キロメートル離れた休業中のニセコワイススキー場(同)を買収したと明らかにした。スキー場同士をリフトで連結、コースを増やして客を呼込みたい考えだ。
ワイススキー場はニセコ東急リゾート(倶知安町)から1月に買収し、金額は非公表とされている。敷地面積は約57ヘクタール。リフトの老朽化が進んでいるため、開業時期は未定とした。
ハクウォース社長によると、同社のスキー場は今季、来場者が前年より15~20%増えている。ニセコの知名度が高まり、今後も客数の伸びが見込めるとしてスキー場の拡大を決めた。
同社は香港系の不動産会社、パシフィック・センチュリー・プレミアム・デベロップメンツ(PCPD)の子会社。HANAZONOリゾートにホテルやコンドミニアムを建設する計画を持つが、現在開発は止まっている。ハクウォース社長は開発計画について前向きな検討を進めており、近い将来判断するとした。