三井物産がスペイン社に25%出資 風力発電部材 154億円
- 2015-03-06
三井物産は風力発電用の支柱を製造販売するスペインのゴンヴァリ・エオリカ(マドリード)に25%出資すると6日に発表した。約154億円を投じ、6月に株式を取得する見込み。同社はスペイン、ブラジル、中国など6カ国の10カ所に生産拠点を持つ。出資を通じ、世界的に拡大する風力発電の建設需要を取込む。
エオリカは2008年の設立で、14年の売上高は2億9400万ユーロ(約390億円)。14年末の従業員数は約2900人。インド、トルコ、南アフリカ共和国にも生産拠点を持つ。風車の支柱となるタワーを1年間に1715基生産する能力を持っている。
三井物産は自社のネットワークを生かしてエオリカの部材調達を支援するほか、共同で新たな生産拠点を設立することも検討している。