SBI証券 富裕層向けの運用会社を買収 仕組債強化
- 2015-04-01
インターネット証券最大手のSBI証券は富裕層向けなどの資産運用会社のブックフィールドキャピタルの全株式を取得し、完全子会社にする方針を1日に固めた。買収額は5億円前後とみられ、金融派生商品などを組合わせた高利回り債である仕組み債の販売を強化する。
SBI証券は他の金融機関が組成した他社株転換債(EB債)を中心に仕組み債約100本を取り扱っている。ブックフィールドの買収により、グループ内で仕組み債をつくって費用を抑え、金利をより上乗せした販売を目指す。
ブックフィールドは2005年の設立で、ファンド運用や運用アドバイスに強みを持つ。SBI証券とは昨秋、仕組み債についてコンサルティング契約を結んでいた。