青果物卸連合青果と長印HDが経営統合 地方市場最大へ
- 2015-04-10
地方の青果物卸で全国2位の長野県連合青果(長野県上田市)と3位の長印ホールディングス(長野市)は経営統合すると10日に発表した。青果取扱高で現在の最大手、東京多摩青果(東京都国立市)を上回る地方市場最大の卸となる。
両者は10月1日をめどに共同持ち株会社「レンゴー長印ホールディングス(仮称)」を設立、全株式を同社に移す。出資比率は明らかにしていない。人口減による消費量低迷や産地直送取引の拡大で卸売市場は縮小傾向にある。共同で物流や加工を手がけてコストを削減し、首都圏や北陸への販売拡大につなげる。
共同持ち株会社の社長には連合青果の堀雄一社長が就任するとみられている。堀社長は「統合後はグループ全体で1500億円規模の売り上げを目指す」としている。従業員数は約820人となる。