HCのDCM 同業のサンワドーを完全子会社に
- 2015-04-10
ホームセンター最大手のDCMホールディングスは青森県が地盤のHC中堅のサンワドーを7月1日付で完全子会社にすると10日に発表した。ホームセンター業界は市場が伸び悩む一方で出店の増加で競争が激しくなっている。DCMは規模拡大でプライベートブランド(自主企画)商品の開発強化や物流の効率化を目指す。
株式交換で、サンワドー1株に対してDCM0.9株を割り当て、サンワドーは6月26日付で上場廃止となる。
DCMは「DCMホーマック」や「DCMカーマ」といった屋号のHCなどを全国に約560店、サンワドーは青森県や北海道でグループ約40店を展開している。サンワドーは最大手の傘下に入ることで商品の調達能力を高め、品ぞろえの充実や価格競争力の向上につなげる。
HC業界では2014年にアイリスオーヤマが中堅のユニリビングを買収するなど、再編が続いている。