サントリー 仏子会社ルイ・ロワイエ売却を検討
- 2015-05-12
サントリーHDは仏コニャックの製造子会社「ルイ・ロワイエ社」の売却の検討に入った。近い時期に入札をし売却先の候補を募る予定とされている。フィリピンのブランデー最大手エンペラドールなどが関心を示しており、応札するとみられている。
ルイ・ロワイエは老舗のコニャックメーカーでサントリーが1989年に買収。コニャックの他にもブランデー、リキュールなども手がけており、売上高は年間で70億円の規模とされている。
サントリーは昨年の米蒸留酒大手のビーム(現ビームサントリー)の買収により負債が膨らみ経営資源を選択、集中を進めている。サントリーは入札後に応札額などの条件に応じ、売却するかの判断も含め検討していくとみられている。