電通、M&Aに3年間で1000億円
- 2014-12-03
電通は海外を中心とするM&Aに2017年までの3年間で1000億円を投じる方針。
財務を統括する中本祥一副社長は、電通は13年3月にイージスを約4000億円買収し海外本社「電通イージス・ネットワーク」としており、同社を通じた海外事業の展開を加速する。
同社のM&Aは10~12年度の年1~5件だったが、13年度には17件に急増し今期も8社を買収した。中本副社長は今後さらに積極的に進めるとし「現時点で数十社が候補挙がっており、3年で買収額は1000億円を上回る勢い」と述べている。
13年3月に完全子会社化した英広告大手イージスを軸にしてM&A戦略を積極化する。成長が続く新興国市場のほかにインターネット関連デジタル分野での収益基盤を強化し、欧米広告大手の追い上げを狙うとみられている。